太っていなくても高い場合も

 

痩せてるのにコレステロール値が高い人もいます

 

医師が検査データを見せて「コレステロールが高いですね」と言うと、「太ってないのに、そんなはずはない。それはきっとほかの人の血液と間違えたんだろう」などという患者さんが時々いますが、太っていなくても高くなることがあります。

 

どのような原因が考えられえるのでしょうか。

 

中年期の女性が1年前の健康診断では全く異常がなかったのに、急に悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪(TG)が高くなることがあります。

 

コレステロールは女性ホルモンの材料ですが、閉経を迎えると女性ホルモンの分泌が少なくなります。そのため女性ホルモンの量が減っているのに今までと同様のコレステロール量では血液中に余ってしまいます。

 

閉経を迎えて女性ホルモンの分泌量が減ってくる時期は、太っていなくても、このような高い値となることがあります。

 

また、これも中年期の女性に多い疾患ですが、橋本病などの甲状腺機能低下症になると、新陳代謝が低くなりコレステロール値が上昇することがあります。

 

ネフローゼ症候群という腎臓疾患でもコレステロール値が高くなることがありますし、リウマチや膠原病の人は血管に炎症を起こしていることがあり、そのためにコレステロール値が高くなることもあります。

 

では、対策法ですが、女性は閉経が近づいてきたら、今まで以上に食事に気を付け、運動をしましょう。
そして、健康診断を受けましょう。

 

体調不良を感じたら、「年のせい」と決めつけず、診察を受けることも大切なことです。

 

アラフィフ世代は、お子さんも手がかからなくなり、友達と外食する機会も増えますが、連日ケーキバイキングに行ったり外食ばかりするのは好ましくありません。

 

中学生・高校生は食べ盛りですが、お子さんと同様に揚げ物ばかりの食事をするのも避けたいものです。

 

閉経という体の変化に加えて、食生活も危険な誘惑がいっぱいなのがアラフィフ世代です。
栄養、運動、休養をバランスよく取り、健やかな毎日をお過ごしください。